3/14の一般質問抜粋【岩井定一氏】


岩井定一氏(無所属)

3 放射能測定について
(1) 学校給食等における放射能測定と対策について
ア これまでに放射性物質が検出された食品について
イ ホームページでの表示方法について
ウ 検出限界値について
エ 今後、放射性物質が検出された食品の取り扱い方法について
オ 公表方法について
カ 弁当及び飲料水の持参について

【岩井定一氏】
東京電力福島第一発電所の事故により東日本地域を中心に放射能の被害が拡大しております。
本市においては子供の被害を心配し学校給食いち早く学校給食の安全性の確保や保護者の不安を取り除く為に放射能測定器を3台購入されました。
また国の暫定規制値が本年4月から新基準値に開催されることをふまえ市は本年1月から前倒しで、新基準値を取り入れ一段と厳しい基準値の中で毎日給食関係食品1食分の給食の放射能測定を多数実施し、HPで公表していることも明らかであります。
私は市長の英断を高く評価しているところでございます。新入学を控え保護者の方々は、放射性物質による給食への影響を心配している所です。

そこで質問事項、(1) のアとして、これまでに放射性物質が検出された食品についてまずお伺いいたします。
市は保護者の不安を少しでも取り除き子供達の安全を守るためにできる最善のことをやっていくことを目的に、市立小中学校や保育所の給食食品の放射能検査を実施していますが、これまでに放射性物質が微量とでも検出された食品がありましたら、検出された時期、食品名、並びに放射能物質名、及び放射能レベルについてお示しください。

次に質問事項(1) のイとして、HPでの表示方法についてお伺いいたします。
通常ですと、20Bq以下は不検出として表記されていますが、検出されたセシウムは20bqを超えた食品もあり、20bq以下でも検出した食品もあると思いますが、HPにはどのように表示をされましたかお答えください。

次に(1) のウ検出限界値についてお伺いいたします
さいたま市では保育園の給食から、1kgあたり2.13bq、小学校では0.69bqの放射性セシウムが検出されたことを発表いたしました。
ある保護者は一般食品の暫定規制値が500bqの時に市の測定器の検出限界値を20bqとして設定し20bq以下は不検出としていたが、1月11日から100bqの新基準値を運用し測定するというので当然、検出限界値も20bqより厳しい基準になるものと思っていたが、市の検出限界値の20bqが変わっていないことに私は矛盾を感じました。
本市では、20bqを検出限界値としていますが調べてみますと、藤沢市では検出下限値が0.15~0.4bqと記載されています。
また、那須塩原市では検出下限値として3ないし5bqの表示があり、館林市やふじみ野市では、本市と同様の測定機器を使用している松戸市や市川市では、検出下限値を10bqにしております。
10bq以下を不検出として表示しておる本市の測定機器では、検出下限値を20bq以下に設定することは物理的に理論的にも困難なんでしょうか。
市の20bqの下限値設定の根拠と、下限値をさらに厳しく設定することの意義についてお答えください。

次に(1)のエ、今後、放射性物質が検出された食品の取り扱い方法についてお伺いいたします。
放射性物質が微量でも含まれている食品を口にすることは拒否したいと思う保護者もいることと思います。
須賀川市では10bqを上回った給食食材が出た場合は、基準値を下回る同一食材が代替え食材をしようすると定めております。
藤沢市でも40bqを超えた食材は使用しない、その他、検出限界値を超えた場合は食材の使用をしないとする自治体もおおくあると聞き及んでおります。
しかし本市の場合は、放射性物質が検出された食品の使用制限についてHPで何ら表示されていませんし、明確な規定も無いようです。
今後、放射性物質が含まれた食品が検出された場合、国の規制値を超えなければ使用するのか市の検出限界値である20bqを超えたら使用を中止するのか、別に基準を設けるのか、食品の使用制限における検出基準設定値の考え方についてお聞かせ下さい。
また設定基準値を超えた場合の給食への対応についてもお答えください。

つづきまして、(1)のオ公表方法についてうかがいます。
放射性物質が検出されても人体に影響を及ぼすことのない範囲の数値も当然あるでしょうから、検出された職員が子供の人体にどの程度の影響を生じるのかについて保護者や市民にわかりやすく説明し、安心をあたえることも必要ではないでしょうか。
本市においては、さいたま市以上のセシウムが検出されていますが、私はただ数値だけを公表するだけでは市民や保護者によけいな不安を与えてしまうと心配しているところであります。
この検出値は食べても安全だという事実を客観的に知らせ安心できるように情報提供する必要もあると思います。
市として、今後微量の放射能の検出された食品については市民の不安を取り除く為に、どのような公表等を行っていくのか市の説明責任の在り方とともに公表方法についてお聞かせください。

次に(1)カの弁当及び飲料水の持参についてお伺いいたします。
放射能汚染を心配する保護者から給食への不安があるので、弁当を持参したいとの要望について、東京都内の府立学校では弁当持参を認め給食を停止しているところもあるようであります。
浦安市では放射能汚染が心配な保護者の申し出により給食の停止措置をとっておるとも聞いております。
栄養や産地などを学ぶ役割もあり給食制度の根幹が崩れるとの危惧もあるようですが、本市では放射能の不安から保護者から弁当持参、飲料水持参の要望があった場合、どのように対応するのかについてお答えください。

【学校教育部長長】
ア これまでに放射性物質が検出された食品について
平成23年11月25日に測定いたしましたクリから放射性セシウム134が1kg辺り30.6bq、放射性セシウム137が1kg辺り35.8bqの数値を検出いたしました。

イ ホームページでの表示方法について
検出限界を1kgあたり20bqに設定し、この20bq未満を不検出と表示しております。また、検出限界値以上の物はその測定結果を公表しております。なお20bq以上の数値を検出した食品におきましては再度、給食1食まるごと検査を実施いたしまして、HPに掲載するなど対応も行っている所でございます。

ウ 検出限界値について
測定にあたりましては、長い時間をかけることによりまして、精度は高くなってまいります。しかしながら、本市では給食を提供する前に測定し結果を公表しておりますので給食の調理時間や給食の開始時間を勘案し、測定時間を学校給食は1800秒、保育給食は650秒、検出限界値はともに1kgあたり20bqとしたものでございます。

エ 今後、放射性物質が検出された食品の取り扱い方法について
国は4月から食品中の放射性セシウムの基準値を一般食品1kgあたり100bqとしておりますが、本市ではこの基準を1月から適用している所でございます。
万が一この基準を超える食品があった場合は直ちに使用を控える措置をとりまして、献立担当栄養士や食品業者との連携を図りながら可能な限り献立の変更などの対応をおこなっていく所存でございます。

オ 公表方法について
検出限界値を1kgあたり20bqとした数値は国の基準値内でありますことからも、引き続き同様に公表してまいりたいと存じます。
なお、食品の選定につきましては、国や関係機関などが公表している食品の測定結果をふまえ、毎月1回実施しております食品等選定委員会などにおきまして産地もかんがいしながら選定をおこない市民への不安解消に努めてまいる所存でございます。

カ 弁当及び飲料水の持参について
本市では学校給食食材に対する保護者などからの不安に対応するため、食材の放射性物質測定、産地の公表を実施し、HP等で情報を公開するなど安心安全な学校給食の提供に努めておるところでございます。しかしながら保護者から弁当や飲料水の持参についての要望があった場合、各学校には保護者の話を充分に聞き取り柔軟な対応をとるよう指示をしているところでございます。今後、学校の置かれている状況が様々でありますことから市立校長会等で協議し対応策を検討していく所存でございます。

【福祉部長】
ア これまでに放射性物質が検出された食品について
保育所の給食につきましては平成23年11月18日から、週2回1日2保育所の輪番制で検査を実施しておりますが現在の所、放射性セシウム、及び放射性ヨウ素は検出されておりません。

イ ホームページでの表示方法について
先程の答弁の通り、放射性物質は検出されておりませんのでHP上ではすべて不検出として公表しております。

エ 今後、放射性物質が検出された食品の取り扱い方法について
保育所の給食につきましても、国のあらたな基準値を1月から適用しており検査の結果が乳児用食品の基準である1kgあたり50bqを超えた場合につきましては、当日の配食をとりやめ非常食等の代替え食を提供する予定でございます。
なお、その際には使用した食材の個々の検査を早急に行い、原因を特定し的確な対応を努めてまいりたいと存じます。

カ 弁当及び飲料水の持参について
保育所におきましては、保護者から弁当や飲料水の持参について要望があった場合は、まず保育課の栄養士が栄養を管理された給食を摂取することの必要性について説明させていただいております。しかしながら、なお保護者の要望がある場合には放射性物質への不安にこたえるためにも申し出書の提出を受け、認めている所でございます。

【岩井定一氏 再質問】
アのこれまでに放射性物質が検出された食品について再質問いたします。
お答えいただきましたが放射能レベルが高い食品として、クリが検出されたということですが、この他に検出された
食品はなかったということなのか明確にお答えください。

ウの次に検出限界値について再質問いたします。
只今の答弁では検出限界値は20bqで変更しないということ、20bqの根拠として20bq以下にすることは可能だが、公表時間と測定時間に限りがあるので無理であるということに受け止めましたが、子供が健康を守る立場の教育当局としては安全を優先確保することが最も重要であるのではないでしょうか。
答弁された理由ですと、20bq以下にしてほしいとの意見もでてきますので20bqを設定する方針について理論的に再度明確にお答えください。

エの放射性物質が検出された食品の取り扱い方法について再質問いたします。
只今のお答えは例えば一般食品の基準値である100bqを超えた場合は給食の提供を中止することと受け止めました。答弁にあったクリはセシウムが60bqを越えていました。
基準値100bqからすれば、60%にあたりますが先程紹介しましたが、地方自治体では慎重に相当厳しい基準を設けて子供の口に入らないように安全に配慮しているようであります。再度確認しますが、 本市は放射能が国の基準値以下であれば食品及び給食を提供する、特に市の基準は設けないということで良いのか明確にお答えください。

【学校教育部長】
まずクリ以外に放射性物質の検出についてのお尋ねでございますが、放射能測定につきましては献立表に基づき牛乳、精米、青果物、食肉、冷凍食品など個々の食材を毎日幅広く測定し、合わせて給食まるごと1食を輪番で測定しているところでございます。その中で、現在の所昨年12月25日に検出されましたクリ以外の食材はすべて不検出でございました。

続きまして、検出限界値の20bqについてのお尋ねでございますが、検出限界値を下げるには、より長時間測定するかまたは同じ測定時間で測定の正確性を下げる必要がございます。信頼できる測定結果を得てかつ給食の提供前に公表することを前提といたしまして正確性と給食前に公表可能な測定時間の両立できる検出限界値といたしまして、20bqと設定したものでございますので、ご理解を賜りたいというふうに思います。

市の基準についてのお尋ねでございますが、本市におきましては国の基準を基本といたしまして、食品及び給食を提供しているところでございます。今後におきましても国との状況に注視しながら測定を継続してまいりたいと存じます。

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